頭髪の量でここまで変わる!?植毛前後で抱く印象の違い

植毛

髪が薄くなってくると、「なんだか歳を取ったな…」と感じることが多いと思います。自分で鏡を見ている分には過去の自分が少なからず投影されてしまうため、どこかでフサフサしていた時の自分を割り引いて評価してしまう傾向があると思います。

ところが、周囲の人の目にはそのような過去は映りません。ただ「髪が薄い」という事実に沿って、ストレートに貴方を評価していきます。「髪がある」or「髪がない」によって人が抱く印象は大きく変化することがわかっています。

アメリカの大学で調査された研究結果をもとに、毛髪の有無が与える影響を考えてみましょう。


「薄毛」で見た目の印象はここまで変わる!

印象

出典:JAMA Network「Perception of Hair Transplant for Androgenetic Alopecia」

こちらの写真は、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のグループが2016年に実施した「見た目の印象」に関係する調査に用いられた資料になります。

いずれも同じ人物の写真で、「男性型脱毛症(AGA)」と診断されている男性に植毛を施すことで周囲の人の抱く印象がどのように変化するのかを調査したものです。

左が植毛処置の移植前(pretransplant)のもの、右が移植後(posttransplant)ということになっています。簡単に言うと、同一人物の「植毛ビフォー・アフター」ということですね。


より若く、より魅力的で、勝ち組み感や親しみやすさもUP♪

アンケート結果については、上記出典先で英語にて案内されています。こちらで簡単にポイントを押さえてご紹介すると、植毛をすることで3.6歳程度若く見え、植毛をしていないときよりも人として魅力的で成功しているような印象度も高く、人当たりとしてもとっつきやすそうだという結果になっています。

薄毛の状態と、植毛後で変わる印象の違い

  • 若さ年齢…植毛後の方が3.6歳ほど若く見える
  • 人としての魅力…植毛後の方がより魅力的に映る
  • 成功の印象…植毛後の方が成功してきたような印象が増す
  • とっつきやすさ…植毛後の方が親しみやすく接しやすく感じる

※調査対象者は、18歳~52歳の男女122人(SNSを通じて参加を呼び掛けたもの)

ただ単に「髪がある、ない」の違いなのですが、他者目線ではここまでの差が生まれるということになります。読者の視点で見比べていただいても、概ね上記のポイントにご納得いただけると思います。

冒頭でもご紹介したように、自分を鏡で見ていると今一つ正確な自己評価はできませんが、街ですれ違う人としては毛髪の有無だけでこのような印象の違いを持つのです。


ただし、植毛はAGA対策としてはおススメできない…

当サイトは植毛をおススメするものではないので敢えてお伝えしますが、残念ながら「植毛」では色々とデメリットが考えられます。

後頭部の毛根ごと外科手術で移植するとなると大掛かりになりますし、今生えている毛に人工的な毛髪を結び付ける処置だと定期的に伸びた髪との調整をお願いせざるを得なくなります。

また、何より「自分の髪ではない…」という事実が精神的な満足度を弱めてしまいます。お顔の表情は自分に対して自信があるときにより豊かなものとなりますので、やはり当院としましては自分の毛髪を回復する「AGA治療」で上記のようなプラス印象の回復を狙っていただきたいと思います。


AGA治療はオペの必要もなく、お薬の内服治療なので簡単!

内服

治療というと何かしらの処置をイメージされると思いますが、医療機関(クリニック)で実施しているAGA治療は一般的に「内服治療」が主要なものとなっています。

当院ではご希望によって頭皮上への簡単な処置を実施する最先端の「メソセラピー」もご選択いただけますが、こちらの場合も「内服治療」に併せていただくケースが多くなっています。


AGAって、お薬の服用なんかで良くなるの??

痩せ細って減っていく髪の毛に対して、処方されたお薬を飲んでいれば良くなっていく…というのはにわかに信じられないかもしれません。

物理的に髪が減っているわけですから、頭皮に直接発毛剤のようなものを塗布した方が効果的なのでは…?と思う人が多いことも想像されます。

ところが、実際には薄毛は「何かが物理的に足りなくなって抜け落ちる…」のではなく、むしろ「好ましくないものが好ましくない形で作用して薄毛因子を作り出してしまうこと」が原因だと判明しています。

好ましくないものとは、頭皮上に存在する「5αリダクターゼ」という還元酵素であり、好ましくない形の作用とは男性ホルモン「テストステロン」と「5αリダクターゼ」との結合です。

頭皮上での好ましくない作用(反応)

男性ホルモン「テストステロン」と「5αリダクターゼ(還元酵素)」の結合

「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる悪玉男性ホルモンが生まれ、ヘアサイクルに乱れがもたらされてしまう

前頭部や頭頂部の毛乳頭に存在する「5αリダクターゼ(還元酵素)」の量は遺伝的に受け継がれるもので、その総量が多いと血中に乗って全身を巡っている「テストステロン(男性ホルモン)」と結びついてしまう確率が高くなってしまいます。

こうなると、「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる悪玉の男性ホルモンが生成されてしまい、頭皮上のヘアサイクルに攻撃を加えてしまいます。

具体的には、ヘアサイクル上で髪が育つ「成長期」が短縮させられてしまい、しっかりと成長できないという影響をもたらしてしまいます。

つまり、「何かが足りていないから上から足せばよい」のではなく、むしろ上述した「内部的なメカニズムをブロックすること」が薄毛進行を抑えるのには大切なのです。


「プロペシア」なら頭皮上の好ましくない反応を抑制できる!

プロペシア(成分名:フィナステリド)というAGA治療薬には、上記のような「5αリダクターゼ」と「テストステロン」の結合を抑制できる作用があります。

このため、医師から指示された容量を日々服用いただくとAGAの元凶となっている「ジヒドロテストステロン(DHT)」の産出量が抑制されます。

薄毛進行を抑制するにはこのような内部的なアプローチが有効になりますので、「ダメもとで発毛剤に頼っている…」といった習慣をお持ちの男性や、「最近抜け毛が増えてきて…」と不安をお持ちの男性はぜひ当院までご相談にいらしてください。

「無料カウンセリング」にてご相談をお伺いし、医学的にエビデンスの取れた治療をご提案いたします。

  1. ホーム
  2. コラム
  3. 頭髪の量でここまで変わる!?植毛前後で抱く印象の違い