【女性の悩み】髪のパサつきは薄毛のサイン!?4つの要因と対策

女性

若いころと比べて「髪がパサついてきたな…」とお感じの女性も多いのではないでしょうか。薄毛を意識するほどではなくても、放っておくとボリューム低下が顕著になり、「女性男性型脱毛症(FAGA)」に繋がってしまう可能性も考えられます。

たかだか「髪のパサつき」と油断していると「思わぬ事態に…」なんてこともございますので、心当たりがおありの女性はぜひ当コラムをご確認ください。髪のパサつきに潜む薄毛リスク、その原因と対策についてご紹介します。


髪のパサつきは「頭皮環境の悪化」と理解しよう!

シャンプー

薄毛トラブルは主に男性が抱えるものだと思っている女性も多いですが、女性の場合にも頭皮環境が悪化してくると薄毛に陥ってしまう可能性があります。本来、しっとりとしなやかな女性の髪が慢性的なパサつきを抱え始めると、髪が育ちにくくなり全体的なボリューム低下に陥りやすくなります。


1.  血行不良(乾燥)

髪のパサつきの原因の一つとして、頭皮上の血行不良や乾燥が考えられます。元々お肌が乾燥しやすい体質の場合もありますが、場合によってはシャンプーが合っておらず、必要以上に皮脂を奪いすぎているケースも想像されます。


シャンプーによっては、頭皮の乾燥が進む!?

比較的安価でお求めやすいシャンプーの多くには、「高級アルコール系の界面活性剤」が使用されており、強い洗浄力があります。「高級」や「強い洗浄力」と聞くと、一見良いものだと誤解してしまいますが、高級アルコール系の「高級」とは、化学的に炭素数が多いことを意味しているだけです(炭素数1~5は「低級」、炭素数6以上は「高級」と表記するというルールがあります)。

また、アルコール系とは「石油系の化学物質」のことを指しており、使用され得る界面活性剤の種類が余りにも多く全て表記しきれないことで、「高級アルコール系」とまとめて良いというルールが適応さているに過ぎません。洗浄力が強くて脂分を落としやすいのですが、これは「必要な皮脂分まで奪い去られてしまうリスク」を含んでいると考えるべきです。

人によってはシャンプー剤の影響で頭皮が乾燥しがちになってしまうこともあります。シャンプーやコンディショナーを天然由来のものに変えたことのある女性なら、洗髪後の髪の状態変化をお感じになったことがあると思います。必要以上の洗浄力は頭皮の乾燥や血行不良をもたらすリスクがあり、特に1日複数回シャンプーするような習慣をお持ちの場合には注意を要します。

髪は毛細血管を通じて栄養分を受け取っているため、皮脂が奪い去られ過ぎて頭皮が乾燥すると、必然的に髪が育ちにくくなってしまいます。何気なく感じる「髪のパサつき」は、実はこのような頭皮環境悪化のサインかもしれませんので、シャンプー剤の選択や洗髪回数などについては注意するようにしたいものです。


指の腹で揉みこむように「頭皮マッサージ」をしよう!

頭皮の血流改善については、洗髪の際に頭皮を揉みこむようにマッサージすると良いでしょう。最近では、美容家電の中にマッサージしながら頭皮を洗浄できるようなものもございますので、シャンプー剤の選択にも注意しながら、このような健康グッズを利用してみるのも良いでしょう。


2. ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」は、別名「美人ホルモン」とも呼ばれており、お肌や髪をしなやかに美しくしてくれるものです。月経周期に沿って「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が増える時期、あるいはもう一つの女性ホルモンである「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が多くなる時期がございますが、このような月経リズムとは別のところで常に髪がパサつく傾向がある場合には、根本的にホルモンバランスが乱れてしまっている可能性も考えられます。


生活リズムや睡眠習慣は大丈夫?

ホルモンバランスの乱れは、不規則な生活リズムや睡眠習慣などによってもたらされます。日々の睡眠習慣に極端なズレがないように調整し、特に眠り始めの3時間を乱されないようにすることも大切です。質の高い睡眠を保ち、女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」や「成長ホルモン」のプラス作用を最大限に取り込みましょう!


ストレスにも要注意

ご存知の通り、ストレスは肉体的にも心理的にも様々なマイナス作用をもたらします。ストレスを受けずに生きることはほぼ不可能だと言えますが、うまくストレスが発散できていないと自律神経の機能に乱れが生じ、これがホルモンバランスの乱れへと繋がってしまう可能性があります。最近ストレスがたまっているな…とお感じになる場合は、意識して自分なりのストレス発散法を取り入れましょう。


3. 栄養不足

私たちの髪は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質でできています。ケラチンは、タンパク質が分解されたときに摂り込まれる複数のアミノ酸を再合成することで作られるものです。このため、まず髪のベースとしてのタンパク質が不足しない食生活を意識する必要があります。


髪に良いのは、タンパク質とビタミンとミネラル(亜鉛)

タンパク質には、「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」があります。お肉やお魚を中心とした「動物性タンパク質」の特徴は、必須アミノ酸をバランスよく含んでいることと、摂り過ぎた場合には脂肪になりやすいというものです。一方、大豆系の「植物性タンパク質」は脂肪分が少ないものの、アミノ酸のバランスという面では「動物性タンパク質」ほど効率よくないことが挙げられます。このため、「動物性タンパク質」も「植物性タンパク質」もバランスよく摂ることが大切です。

「ビタミン」も髪にとって大切な栄養素です。その中でも特に「ビタミンB群」は毛根奥の毛母細胞を活性化したり、頭皮の状態を健康に維持するうえで大切なものだと言われています。また、「ビタミンE」は血行促進や抗酸化作用、「ビタミンA」は皮膚粘膜を丈夫にすることにも貢献します(もちろん、頭髪関連以外にも各ビタミンには様々な作用があります)。

このほか、髪の三大栄養素には「ミネラル(亜鉛)」もございます。亜鉛は、タンパク質を分解したあとのアミノ酸からケラチンを再合成する際に使用されるものです。体内酵素を活性化するという重要な役割もあり、亜鉛欠乏に陥ると味覚障害や皮膚疾患、脱毛などのトラブルが出る場合もあります。以下に、主要な食材を列挙しておきます。ぜひ食生活の参考になさってください。

髪に良い意識したい食材

  • 動物性タンパク質:肉、魚、卵、乳製品など
  • 植物性タンパク質:大豆や納豆、豆腐など
  • ビタミンB群:玄米、豚肉、レバー、うなぎなど
  • ビオチン:卵、ナッツなど
  • ビタミンE:魚、アーモンド、落花生、大豆など
  • ビタミンA:ほうれん草、にんじん、焼き鳥レバー、かぼちゃなど
  • ミネラル(亜鉛):生ガキ、チーズ、豚レバー、たらこ、海苔など

無理なダイエットはストレスにも…

美容に気を配る女性ほどダイエットに励んでいる可能性が考えられますが、運動をベースとしたダイエットではなく「食制限を軸としたダイエット」の場合には、栄養バランスの崩れからかえって美容面でマイナスとなる可能性もあります。

食生活のあり方によっては髪だけでなくお肌の状態にも悪影響が及ぶ可能性がありますので、極端なダイエットは控えるようにしたいものです。当院としましては、「適度な運動」を通してストレスを解消しながら血行や代謝を高める「健康的なダイエット」をおススメしています。


4. 加齢による影響

年齢を重ねると、どうしても代謝が落ち女性ホルモンの分泌量も減っていきます。女性ホルモンの分泌量ピークは25歳頃と言われており、30代を迎えるころから徐々にお肌のハリの違いに直面していきます。少しずつ髪のツヤやコシもなくなっていき、以前と比べてボリューム低下が意識され始めるのもこの時期です。

このような加齢による影響は、生きている以上回避し得ないものですが、女性ホルモンの減少は「植物性エストロゲン」とも呼ばれる大豆イソフラボンによって一定程度補うことも可能です。


当院は女性の薄毛お悩みにも対応しています!

カウンセリング

女性の薄毛症状は、男性のような頭皮が露わになるものではなく、どちらかと言うと「全体的な髪のボリュームダウン」を生じるものです。トップの厚みが減ってしまい、髪がペタっとしてしまうだけでなく、分け目箇所に関しては薄毛が目立ってしまうケースもあります。

最近では「女性男性型脱毛症(FAGA)」という名が当てられ、薄毛専用のクリニックでも治療を行なうところが増えてまいりました。当院でも、「ミノキシジル」を中心とした内服治療を実施していますので、最近髪のボリュームが減ってきて困っているという場合はお気軽にご相談ください。


「無料カウンセリング」実施中

当院では随時「無料カウンセリング」を実施しています。内服薬の「ミノキシジル」に関しては、妊娠中や妊娠の可能性のある女性は服用できないなどの制限もございますが、これとは別に生活習慣や食生活などについてアドバイスできるケースもあります。ご相談については無料にてお受けいただけますので、興味がある方は遠慮なくご予約をお取りください。スタッフ一同皆さまのお越しをお待ちしております。

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